ルイ・ヴィトンも参加する東京コレクションとは?!
東京コレクションをご存じでしょうか?名前だけなら聞いたことがある人は多いはずです。しかし、内容や参加方法については知らない人も多いかと思います。ここでは秘密のベールに包まれた東京コレクションについて解説していきます。
東京コレクションとは
パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークに続く世界的なファッションデザイナーやブランドによる新作を発表する場です。毎年数百を超えるブランドがここで新作を発表します。東京コレクションという名前は雑誌「ハイファッション」において紹介されました。それ以来約半世紀にわたって続いている伝統あるファッションショーです。
東京コレクションの気になる見学方法
東京コレクションが開催されるのは知っていても、見学する方法が分からないという人が多いのではないでしょうか?実は東京コレクションは無料で見ることができます。申込み先はシブヤ大学。Web上のフォームにより先着順20名まで受け付け可能。参加に制限はなく、だれでも参加できます。ただ、撮影・録音機材の持込みはできません。
東京コレクションに参加する代表的なブランド
東京コレクションにはさまざまなブランドが参加しますが、ここに代表的なブランドの一部を紹介いたします。
FLUMOR
デザイナー・福田由美子が2017年に創立したブランドです。ブランドコンセプトは、「胸を躍らせる。ドキドキする」です。語源は「もっと多い・より多くの」を意味するに「MORE」を組み合わせた造語です。
ALAIA
アズディン・アライアとして1981年夏に創立されたブランドです。ブランドのシグネチャーは、ボディコンシャスなスタイルです。特徴は丸みのあるウェーブ模様とグラフィカルなパターンです。
VICTIM
日本生まれのブランドです。下鳥直之が2002年に創立しました。アメリカンカジュアルを中心にミリタリー要素を取り入れた服を作っています。気心地が良く、着回しが効く服を追及しています。
BEAMS
1976年に創立したブランドです。BEAMSは日本ではセレクトショップ兼そのブランドとなります。さまざまな海外ブランドの取扱いからオリジナルのアパレルまで幅広く展開をしています。
Louis Vuitton
ブランドに詳しくなくても、知らない人はいないくらい世界的に有名なブランドです。創立は1854年と歴史があります。創立当初は旅行用トランク専門店でした。現在のように高級バッグを販売するようになったのは1888年頃です。この時代に現在の人気ライン「ダミエ」が開発されました。
東京コレクションの歴史
東京コレクションは春・夏2回にわたって開催されます。どのようにして東京コレクションははじまったのでしょうか?
東京コレクションが開始されたのは1980年代
DCブランド全盛期の1980年に、世界のファッション業界からも東京が注目されていました。当時はファッションデザイナーによるグループを作る動きはあったものの、パリ、ニューヨーク、ミラノなど世界のファッションを先取りした都市にあるようなデザイナー組織が東京にはありませんでした。東京コレクションのきっかけは、1985年4月に、読売新聞創業110周年を記念し開催された「東京プレタポルテ・コレクション」です。そして1985年11月から本格的に東京コレクションが始まります。
バブルの崩壊とともに若手支援プロジェクトが発足
1990年に入るとさまざまな出来事が日本を襲います。バブル崩壊もその一つで、ブランドに多大な影響を与えました。バブル崩壊により参加ブランドの数が減少していたため、活性化を目的に若手支援プロジェクト「ANNEX」が始動します。
東京発日本ファッションウィーク始動
2000年代に入り、東京コレクションが復活すると、再びブランド数が増加します。それに伴いコレクションの期間が長期化するようになります。WTOによる関税引下げを受国際的な繊維競争が激化する中、2005年に官民一体となった「東京発日本ファッションウィーク」が立ち上がりました。このレセプションには憲仁親王妃久子も参加されました。
時代の流れによりスポンサーがメルセデス・ベンツからAmazonへ
2016年になると、スポンサーを務めていたメルセデス・ベンツに変わりAmazonジャパン合同会社が新たな冠スポンサーになります。そして、同年10月開催からのイベント名が「Amazon Fashion Week TOKYO」に変更されます。スポンサー変更によりAmazonのサイトと連動したサイトを開設し、ショーで発売されたものがすぐに一般販売できるようになりました。
定番中の定番ルイ・ヴィトンの新作は東京がモチーフ!
ルイ・ヴィトンの新たなモデルが明らかになりました。それは2019年秋コレクションで発表されたものです。定番であるモノグラムバッグにマルチエンブレムが施され、フラットなトートやクロスボディメッセンジャー、ミニクロスボディバッグ、バックパックが登場しました。新ラインでは中立色を使ったアイテムが多いようです。このように新しいアイテムが発表されると、前シーズンのものは買取価格が低くなってしまいます。そのため、買い替えを検討している人は、早めに買取専門店で売却しましょう。
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まとめ
東京コレクションの成り立ちや歴史を紹介しました。また、2019年にリリースされたルイ・ヴィトンの新たな商品も紹介しました。2020年は東京コレクションの開催は未定ですが、今後の開催とコレクションの動向に目が離せません。