歴史ある浅草の「三社祭」
江戸っ子の活気溢れるお祭り、三社祭
例年五月の半ばに三日間に渡り行われる、江戸っ子の祭りの1つとして長年愛されているのが、浅草の三社祭です。
江戸下町の風情を残す非常に華やかなお祭りで、地域住民のみならず、全国各地の観光旅行客が訪れる事が多い、非常に活気溢れるお祭りとして知られています。
地域住民による、町会ごとのはっぴを身にまとい、神輿を担いで練り歩く姿は、江戸っ子風情を感じられる瞬間です。
伝統として古くから受け継がれる江戸っ子の活気も見所で、浅草全体で行われる、街を上げたお祭りといえるでしょう。
神輿を担ぐ男衆の元気さ、江戸っ子ならではの勢いが魅力の、伝統的お祭りとして愛されています。
東京都無形民俗文化財に指定されている、神事びんざさら舞
三社祭には様々な見所がありますが、その内の1つが、神事として行われる神事、びんざさら舞です。
浅草神社の神事として古くから踊られる田楽舞ですが、紅白の紙をまき散らしながら、舞われる姿は正に圧巻。
ささらの奏でる美しい音に合わせ、五穀豊穣や悪霊退散の願いを込め、一心に踊る舞いを見られるのも、三社祭の魅力といえるでしょう。
更に、獅子舞が合わさることで、非常にダイナミックな舞いに仕上がっている点も特徴です。
江戸っ子さがたまに傷?参加の時には要注意!
江戸っ子と言えば、せっかち、短気というイメージがある方も多いかと思いますが、そんな江戸っ子が集まるお祭りだからこそ、時たま、度が過ぎた荒々しさが出てしまうことも。
神輿を担ぐことで盛り上がり過ぎるあまり、ついついぶつかり合ってしまうようなシーンを目撃することもありますが、それもまた風流として、遠巻きに眺める程度にしておきましょう。
勇壮な宮出しと宮入りのタイミングでは特に、人が多く集まる事もあり、テンションがピークに達します。
その結果、ちょっとした興奮状態でぶつかり合ってしまうような事もありますので、巻き込まれないようにだけ注意が必要です。
お子さんと一緒に行く際には、お子様から決して目を離さず、しっかりとだっこして上げると良いでしょう。
とはいえ、基本的には明るく楽しいお祭りとして、長年続くお祭りですので、怖がる事は有りません。
江戸っ子ならではのテンション、江戸っ子ならではの風情を楽しめると言う点も、お祭りの魅力ですので、日本古来のお祭りを楽しみたいという方にこそ、三社祭りはぴったりといえるでしょう。